効果的な学習法⑪-自己調整学習(Self-regulated Learning)

高校生におすすめ

  • エビデンス名: Self-regulation in Learning
  • 学習目標の設定、学習計画の策定、監視、自己反省を行うことで、学習成果を高める。

「セルフレギュレーション(Self-regulation in Learning)」というのは、自分で自分の学びをコントロールすることを意味します。これには、勉強する目標を立てたり、どうやってその目標を達成するか計画を立てたり、自分が計画通りに勉強できているかをチェックしたり、勉強した後で自分の成果を振り返ることが含まれます。

家庭での学習の例です

  • 目標設定:子供に今月何を達成したいかを考えさせ、目標を紙に書かせます。例えば、「九九を全部覚える」「漢字を20個覚える」といった具体的な目標です。
  • 学習計画:目標を達成するために、毎日または毎週どんな勉強をするかを一緒に計画します。計画表を作って、壁に貼っておくといいでしょう。
  • 監視:子供が自分で計画を守れているかを毎日チェックし、守れていないときはどうしてそうなったのかを考えます。
  • 自己反省:週に一度、その週の勉強の進み具合を振り返ります。上手くいったこと、うまくいかなかったことを話し合い、次の週の計画を立て直します。

このように、子供が自分の学習に責任を持つことで、勉強へのモチベーションが高まり、学習成果も上がりやすくなります。

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