効果的な学習法⑧-テスト効果(Testing Effect)

中学生 高校生におすすめ

  • エビデンス名: Retrieval Practice & Test-Enhanced Learning
  • 学習した情報をテスト形式で思い出すことで記憶を強化。

「リトリーバル・プラクティス」と「テスト・エンハンスド・ラーニング」とは、勉強したことをテストするように思い出す練習のことです。これをすると、脳が情報を取り出す力が強くなり、覚えたことを長く忘れないようになります。

家庭での学習の例です

  • 勉強した後、子供にその日に覚えたことをノートや白板に書かせる。これは自分がどれだけ覚えているかをチェックする良い方法です。
  • 親がクイズ形式で質問を出す。例えば、歴史の日付や科学の公式など、いろいろな科目の問題を出して、子供に答えてもらう。
  • カードを使ってゲームをする。表には質問を、裏には答えを書いておいて、カードを裏返しにしておく。子供がカードを選んで、表の質問を読み、答えを言う。正解したらそのカードをもらえる、というゲームです。

これらの活動は、子供が自分で答えを思い出させることで、学んだことを脳にしっかりと定着させるのに役立ちます。それが「リトリーバル・プラクティス」と「テスト・エンハンスド・ラーニング」の大切なポイントです。

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