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各私立高校一覧
2026年1月以降受験する中学生はR8年度入試となります。
以下のリンク先で、まだR8年度の募集要項掲載をしていない高校にはリンクがありません。
江南義塾盛岡高等学校
一関学院高等学校
岩手県の私立高校受験ガイド
1. 私立高校の特徴と魅力
岩手県内の私立高校は、それぞれ独自の教育方針や特長を持ち、いろいろな学びの環境を提供しています。一般的に、私立高校には以下のような特徴があります
- 自由なカリキュラム 生徒の興味や関心に合わせて選べる科目がたくさんあります。例えば、英語に特化したコースや、科学技術に焦点を当てた授業など、多彩なカリキュラムが用意されています。これにより、子どもたちは自分が好きなことを深く学び、自信を持つことができます。
- 進学サポートが充実 大学に進学したい生徒向けに、個別の進学サポートや補習が行われます。私立高校では特に進路指導に力を入れている学校が多く、受験対策に必要な個別の指導や、志望校別の対策講座などを受けることができます。また、進学希望先の情報を詳しく提供してくれることも多いです。
- 豊富な課外活動 スポーツや文化活動が盛んで、個性を活かす機会が多いです。例えば、サッカーやバスケットボールのクラブ活動、合唱部や演劇部など、幅広いクラブ活動があり、お子さんの興味に合わせた活動を選ぶことができます。課外活動を通して仲間と切磋琢磨しながら、協力する力やリーダーシップを育てることもできます。
これらの特徴は、お子さんの可能性を広げる大きなメリットです。特に早めに進路を決めたい場合や、専門的な分野に進みたい場合には、私立高校が向いているかもしれません。私立高校では学校独自の文化祭や特別プログラムもあり、学びの幅が広がるだけでなく、生徒たちにとって楽しい思い出になる行事も多く行われます。
学校見学で雰囲気を把握し、サポート体制や学費も確認しておくと安心です。お子さんが実際に通うことで得られる経験や環境がどのようなものかを感じられる機会はとても貴重です。
2. 受験スケジュールと準備
私立高校の受験は、1月から2月にかけて行われます。岩手県の私立高校は公立高校の受験よりも早く実施されるため、スケジュールをしっかり把握し、早めに準備することが大切です。
- 9月〜11月 学校説明会やオープンキャンパスに参加する。オープンキャンパスに参加することで、お子さんが学校の雰囲気や授業の様子を直接体験することができます。また、先生たちと話すことで、学校の方針や教育スタイルについて詳しく知ることができます。
- 12月 出願書類を準備する。調査書や志望理由書が必要になるので、早めに内容を整えましょう。特に志望理由書は、どうしてその学校を選んだのか、自分の夢や目標とどのように結びついているのかをはっきり伝えることが大切です。
- 1月〜2月 受験本番です。面接の対策も忘れずに行いましょう。面接は、緊張せず自分らしく話すことが大事です。自分の得意なことやこれまでの経験、学校で頑張りたいことなどを練習しておくと、自信を持って答えられます。
お子さんの個性や希望に合った受験対策をすることが、合格への近道です。特に面接ではお子さんの人間性が重要視されるため、親子で模擬面接をするのも良い練習になります。また、過去問を解くことも非常に効果的です。過去の問題を通して試験の傾向を理解し、実際の試験に向けた対策を行いましょう。
3. 学費や奨学金制度について
私立高校の学費は公立高校に比べて高めですが、いろいろな奨学金や授業料の減免制度を利用することで、負担を軽くすることができます。
- 奨学金制度 多くの私立高校で、成績が優秀な生徒や、経済的に支援が必要な家庭向けの奨学金制度があります。各学校のウェブサイトで確認しましょう。また、学校ごとに独自の奨学金プログラムもあるので、しっかりと情報収集を行うことが大切です。奨学金を利用することで、経済的な負担を軽減しながら、質の高い教育を受けることが可能になります。
- 授業料軽減制度 国の授業料軽減制度を利用できる場合もあるので、条件や申請方法を事前に調べておくと安心です。多くの私立高校では家庭の収入に応じて学費の一部を軽減してくれる制度があります。この制度を使うためには、必要な書類を早めに用意し、しっかりと期限内に申請することが重要です。
4. 保護者のサポートが大切
私立高校受験では、お子さんのやる気を支えるために、保護者のサポートがとても重要です。次のことを意識すると良いでしょう。
- 学習環境を整える 家で集中して勉強できる環境を整えてあげることが大切です。例えば、静かな場所を作ってあげたり、必要な教材を揃えたりして、勉強しやすい環境を提供しましょう。また、適度な休憩時間を取ることで、長時間の学習でも集中力を保つことができます。
- 気持ちのサポート 受験期はストレスが大きいので、毎日の小さな成功を褒めたり、気持ちを支える声かけを心掛けましょう。時には一緒に息抜きをして、リフレッシュする時間を設けることも重要です。お子さんが不安を感じているときは、その気持ちに寄り添い、頑張っていることをしっかり認めてあげることが大切です。
お子さんが勉強に疲れたときや気持ちが沈んでしまったときには、ポジティブな言葉をかけたり、将来の目標について話したりすることで、前向きな気持ちを取り戻す手助けをしましょう。保護者の支えで安心して受験準備を進められます。
5. 私立高校別の受験教科数について
私立高校によって受験する教科が異なります。多くの私立高校では国語、英語、数学の3教科の試験がありますが、中には5教科(国語、英語、数学、理科、社会)の試験を課す学校もあります。それぞれの私立高校の受験に合わせて、必要な教科をしっかり学習することが大切です。
受験校の試験科目を早めに確認し、その教科の学習に集中して取り組むことが重要です。過去問を解くことで、試験の形式に慣れることができ、自信をつけることができます。家庭でもしっかりとスケジュールを立てて、無理のない範囲で学習を進めましょう。
6. 学校選びのポイント
私立高校を選ぶ際には、お子さんの興味や目標に合った学校を選ぶことが大切です。学校の特色や教育方針、進学実績、部活動の内容など、お子さんにとって魅力的なポイントをよく考えましょう。また、学校の雰囲気も大切な要素です。お子さんが自分らしく過ごせる環境かどうかを確認するために、オープンキャンパスや体験授業に参加することをお勧めします。
私立高校受験はお子さんの未来への第一歩です。正しい情報を集めて、お子さんと一緒にしっかり準備を進めていきましょう。この情報が少しでもお役に立てたらうれしいです。
大切なお子様の努力、最短ルートで合格に繋げていますか?
22年分の入試データ分析が解き明かした、岩手県高校入試「賢い」戦い方
毎日、机に向かって頑張るお子様の姿。その努力は、本当に尊いものです。 「この頑張りが、どうか報われますように」 保護者様であれば、誰もがそう願っておられることでしょう。
しかし、その大切な努力が、もし「合格」というゴールに対して少しだけ“遠回り”になってしまっているとしたら、これほど悔しいことはありません。
2004年からの岩手県立高校入試問題過去22年分、のべ2,200点満点に及ぶ岩手県の公立高校入試問題を徹底的に解析してみました。
そこから見えてきたのは、がむしゃらな努力だけでは決して見つからない、合格への「最短ルート」でした。
22年分のデータが見つけた「合格への近道」
頑張っているのに成績が伸び悩む。その原因は、努力の量ではなく、努力の「順番」と「深さ」にあります。入試で問われることには、明確な優先順位が存在するのです。
【英語】合格への鍵は、たった393語の最重要単語にありました。
学校の教科書には約2,332語もの英単語が掲載されています。しかし、私たちの22年間のデータ分析によれば、入試の長文読解や英作文の心臓部となる単語は、そのうちのわずか393語に集約されていました。この最重要単語に学習を集中させることが、最も効率的に得点を伸ばす近道です。
英語分析例

【数学】合否の過半数は「関数」「図形」「確率」で決まります。
中学数学には数多くの単元が存在しますが、過去22年間で出題された点数のうち、実に56.8%がこの3分野から出題されています。特に関数は、応用問題として毎年高配点で出題される最重要分野です。この得点源となる分野から優先的に攻略することが、賢い戦い方と言えるでしょう。
数学分析例

【理科】ライバルと差がつくのは「イオン」と「天体」の計算問題です。
「計算が苦手だから…」と多くの受験生が後回しにしがちな、化学の「水溶液とイオン」と地学の「天体」。しかし、この2分野は、過去22年間で合計300点以上も出題されている、まさに“得点の宝庫”です。皆が避ける分野を得意にすることこそ、合格を大きく引き寄せる一歩となります。
理科分析例

【社会】歴史は「近現代史」から、公民は「憲法と三権」から。
広大な範囲に思える社会も、出題には偏りがあります。歴史の約3分の1は「開国から現代まで」に、公民の約10%は「日本国憲法と国会・内”内閣・裁判所」に集中しています。出題頻度の高い分野から学習の順番を組み立てることで、同じ勉強時間でも、はるかに高い効果が期待できます。
社会分析例

【国語】文章読解力に加え「古文」と「作文」の力が求められています。
国語の配点の半分以上が「文章読解」なのは今も昔も変わりません。しかし、私たちの分析では、直近5年間で「古文」と、与えられた資料を読み解いて自分の考えを書く「作文」の配点割合が明らかに増加しています。最新の入試傾向に合わせた対策こそが、国語の得点を安定させる鍵です。
国語分析例


